本から学ぶ①No.2理論


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最近『No.2理論: 最も大切な成功法則』という本を読んだ。

no,2理論 に対する画像結果https://www.amazon.co.jp/No-2%E7%90%86%E8%AB%96-%E6%9C%80%E3%82%82%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E6%88%90%E5%8A%9F%E6%B3%95%E5%89%87-%E8%83%BD%E5%8A%9B%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AE%E9%AD%94%E8%A1%93%E5%B8%AB%E3%83%BB%E8%A5%BF%E7%94%B0%E6%96%87%E9%83%8E-%E8%A5%BF%E7%94%B0-%E6%96%87%E9%83%8E/dp/4774513806

 

著者は西田文郎さん。

初めてスポーツ業界にメンタルトレーニングを取り入れた方で、各界で活躍なさっているが、北京オリンピックの女子ソフトボールで日本が優勝した時のメンタルトレーニングを担当していた方☺︎

 

毎年毎年同じ国が優勝し続けていると、その競技はオリンピック競技から消えることになっている。ソフトボールもその一つで、北京オリンピックより前はずっとアメリカが金メダルを取り続けていた。

そんな中、北京オリンピックで再び日本が負けて、アメリカが優勝してしまうと、これからソフトボールをがんばっていこうという若い世代の芽を摘んでしまう…!

と考えた代表選手たちは、西田さんにメンタルトレーニングをお願いし、見事北京オリンピックの舞台で金メダルを獲得した。

もちろん彼女たちの努力こそ大きいが、西田さんの活躍も素晴らしい☺︎♪

 

そんな方が著者の、『No.2理論』

ーNo.1が会社を潰し、No.2が会社を大きくするー

なんとっ!という感じだった。社長が夢を実現するために立ち上げた会社であるけれども、それを実現しようと必死になって動いてくれる”優秀な”No.2が現れないと、会社は停滞してゆく…

 

確かに、その理論でうなづけることは非常に多かった。

私の周りには事業をしている友人が多いが、その事業の中ではその傾向がかなり顕著に現れていたからであった。

 

もちろん、リーダー役(社長)とマネジメント役(No.2)の両方をできる人もいる。初めは、伸びていく。しかしながら、ふと事業の規模が大きくなっていったときに、成長のスピードは格段に遅くなり、ついには停滞する。

むしろ、社長が苦手分野を明確にし、誰かにその苦手分野を任せてしまう方が伸びていたりする。

 

その現場を見ていたため、社長の能力と会社の売上は比例しないこと、社長の理念を受け継ぐ人がいると、会社は強くなる、といったことが、この本を読んだことにより、言葉として頭の中で整理され、自分の言葉で伝えられるようになった。

 

 

No.2の要素として重要なことは、「積極的自己犠牲である」と書かれていた。

 

…自己犠牲??

事業を展開する中で、自己犠牲は誰のためにもならない、と教わってきた私からすれば、新たな考え方だった。

積極的自己犠牲とは、自らの美学は捨て置き、自ら望んで社長の目的のために社員をまとめ、マネジメントしていくことだ。

私が誰のためにもならない、と教わっていたのは、消極的自己犠牲だったのだ。

 

社長になりやすい世の中になりつつあるが、No.2になろうとしている人はあまりいない。誰でもできることではないからだ。

No.2になるためには自分の理念を捨てる必要があるため、勇気がいる。

しかしながら言いなりではなく、自ら考えてマネジメントしていく能力も必要であるため、本当に優秀な人間しか勤まらない。

 

私は優秀ではないが、ある人の力にはなれるな、と確信がある。

ある人、とは、付き合いの長い先輩で、私の人生に最も影響を与えてくれた方だ。

先輩とはここで何を話すか、そしてどのように動いて欲しいか、すり合わせることが可能であると踏んだ。つまりは、阿吽の呼吸が使えそうであったのだ。

だからこそ、No.2になることに決めた。まずは先輩のNo.2になることでマネジメント能力を上げ、先輩の事業を大きく伸ばしたかったのだ。お世話になっている先輩の力添えができることほど楽しいことはないし、そのためになら自分の美学など、一旦は捨て置くことができる、と考えた。

そして、世代交代的に、私のNo.2が時機に現れてくると考えた。社長のNo.2の考えを受け継ぐNo.2が現れることで、さらなる事業の発展ができるのではないか、と。

 

実験的にやってみようと思う。

私の更なる課題は、女性リーダーとしての立ち振る舞いである。何かおすすめの文献等あったらご教示いただきたい。

 

私は本を読むことの価値は以下の通りであると考える。

①著者の10年分の経験から得た学びを破格で買えること

②タイトルが明確になっているから、頭の中の知識として整理しやすい

 

 

その時々に、感動する本に出会える人生は素敵だと思う♪