より多くの人の心を集める話し方☺︎


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商品を販売する、となった時に、企画やマーケティングの専門家たちがこぞって頭を悩ますのは、その商品がヒットするかしないかは、”見せ方(魅せ方)”によって決まる、と誰もが考えているからであろう。

私はお医者さんの前でプレゼンをする仕事に就いているが、プレゼンテーション資料の配色や話を進めるスピード、何から話をした方が分かりやすいか等、毎度頭を悩ませている。

 

 

視覚に訴えるだけでなく、言語を扱う私たちにとって、”話し方”というのもとても重要なソリューションである。

 

私が尊敬する事業家の方に最近おすすめされた動画が、

◇サイモン・シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか (How great leaders inspire action) (TEDより)

 

この動画の中にAppleの例が出てくるが、なぜAppleの製品が、これだけ市場規模の大きな業界においてiPhoneMacbookをこれほど売り出せるのだろうか?が見えてくると思う。

 

答えは、『話をする順番』によるというものだ。

まずは「私たちが今回発売したのはこちらの商品です。」

次に、「なぜこちらの商品を発売するかと申しますと、こちらの商品を使うことでお客様の作業効率化がさらに容易になります。」となり、

最後に、「だから、こちらの商品はいかがですか?」

という、よくある手法である。

 

動画の中で、ゴールデンサークルという概念が提示される。

ゴールデンサークル why に対する画像結果

先ほど例に挙げた商品の売り方だと、このサークルの”外から内”に話の展開を進めているのがわかる。(What:なぜこの商品をあなたにおすすめしたいのか、How:他の製品と何が異なるのか)

 

 

Appleは違っていたという。サークルの”内から外”に話を進めていくという。

「私たちは世界を変えたい。(Why)」

「私たちが世界を変えるということに必要なのは、美しいデザインと、簡単な操作性n加え、親しみやすさです。(How)」

「こうして、素晴らしいコンピューターが出来上がりました(What)」

 

こうしていくことで、Appleは革新的な印象を消費者に与え、売れ続けているのだという。

 

『なぜ、やるのか』を最初に掲げたものが、人の心を掴む。

空を飛びたい、と飛行機を作り出したライト兄弟。当時、ライト兄弟よりも資本があり、開発の人数も多かった団体が多くあったらしい。

距離が離れていても、その人の声を届けることができたらよいな、と電話を発明したグラハム・ベル博士。

キング牧師よりもお金があって地位もある人もいたはずなのに、なぜキング牧師に人はついてきたのか。

 

 

この話し方はすごい!と思った。

なぜ、今自分はそれに一生懸命なのか、から話し始める。よく言われてきたことだったが、論理的に理解できたのははじめてだったので嬉しい☺︎♪